あいさつ

 

「再構築」と「発信」を大事にした学校経営の充実

                      
                           岩手県小学校長会
                            会長  佐 藤   淳   

 

 

 今年度、岩手県小学校長会長を務めさせていただく佐藤 淳と申します。

どうぞ、よろしくお願いします。

さて、ここ数年に渡って世界的な流行を見せた新型コロナウイルス感染症の拡大は、教育現場にも大きな影響を及ぼしました。これまで当然に行われてきた学校行事などの教育活動は大きな制限を受け、マスクでの生活が当たり前になりました。また、教員研修等も中止やオンラインでの開催などが多くなり、人と人とが直接、顔を合わせて交流し学び合うことが難しい時期が続きました。

そうした時期を経て、今年度、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の扱いが5類になり、ようやくコロナ禍前の教育活動ができるようになりつつあります。そうした中、私たち校長は、次の二つの言葉を大事に学校経営を進めて参りたいと思います。

一つ目の言葉は、「再構築」です。今年度、教育活動を進めるにあたっては、コロナ禍前の状態にただ戻すのではなく、現在、求められている教育課題や学校の状況等を加味しながら、今後、継続可能な新たな教育活動を「再構築」する視点を大事にしていきたいと思います。

二つ目の言葉は、「発信」です。コロナ禍の中、私たちが学んだことの一つがコミュニケーションの重要性でした。今後、様々な教育活動を進めていく上で、積極的に情報を発信し、学校の考え等を理解いただくなど、コミュニケーションを大事にしたいと思います。その際、教育活動の成果や教職員の努力している様子など、プラス面の情報を積極的に発信し、多くの方々の理解と支援を得るよう努めたいと考えます。

振り返れば、本県は、12年前の東日本大震災津波発災後から、復興教育を全県で取組み成果を挙げてきました。また、県小・中学校長会が中心となり進めてきた横軸連携による被災地支援も形を変えながら、今なお、被災地への思いを寄せ続けています。こうした優れた教育活動や実績をもつ本県の教育と校長会の伝統を今後も大事にしながら、これからの教育と校長会の活動を充実できるよう進めて参りたいと思います。

多くの皆様からのご支援とご協力をお願いいたします。

 

 

 

 

 

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